オーストリアでお買い物 ~スーパーマーケット編③

前記事では、オーストリアの野菜、果物、小麦粉、卵の種類や、その購入の仕方についてお話しさせて頂きました。今回は続けて、牛乳、水、お肉の種類についてご紹介したいと思います。是非、ウィーンでのお買い物する時や、自炊する時に参考にしてみてくださいね。

1.牛乳

 

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ドイツ語で牛乳はMilch(ミルヒ)と言います。一口に牛乳といっても、店頭には様々な種類の牛乳が置いてあるので、一体何が違うのか迷ってしまうことがあるかもしれません。いくつかをご紹介しましょう。

Vollmilch(フォルミルヒ)…オーストリアで最もスタンダードな牛乳。乳脂肪は3,5%。賞味期限は開封していない状態で5日から7日と最も短いですが、タンパク質が熱変性を起こしていないので、牛乳の風味が損なわれていません。

Länger frisch Milch(レンガ― フリッシュ ミルヒ)…120度で3秒高温殺菌がされている牛乳。開封していなければ冷蔵庫の中で20日から40日もちます。日本の市販牛乳のほとんどはこのタイプです。

Haltbar Milch(ハルトバー ミルヒ)….日本でいう、LL(ロングライフ)牛乳。150度で3秒高温殺菌がされている牛乳で、開封していなければ、常温で3~6か月保存が可能です。常温で売られています。

日本を訪れた外国人が、牛乳を買うつもりで誤って飲むヨーグルトを購入してしまい、飲んだ時に思わず噴き出してしまった、なんて笑い話を耳にすることがあるのですが、似たような罠はオーストリアにも潜んでいます。牛乳と勘違いして購入してしまいがちなのがこちらのButtermilch(ブッターミルヒ)。

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バターミルクです。ヘルシーで栄養もたっぷり、消化も良い飲み物ですが、牛乳とはかけ離れた味です。ものすごく酸っぱい飲むヨーグルト、といった感じなため、勘違いして飲んでしまって大慌てしたという話をよく聞きます。日本では市販されていないので、あまり馴染みがない飲み物の一つですが、健康に良いので、オーストリアを訪れたら一度試してみてはいかがでしょうか。

2.水

 

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オーストリアは、水道水が飲める、世界中でも数少ない国の一つです。そのため、わざわざ普段の飲料水をお店で買う必要は特にないのですが、オーストリアに初めて旅行で訪れて、いきなり生水を飲むのは心配、という方はミネラルウォーターを買いに行くことになりますよね。すると、いくつかの種類の水を目にすることになると思います。さて、どれを買えばよいのでしょうか?

■prickelnd/mit(プリッケルント又はミット)…炭酸水です。日本人は、炭酸水が苦手、という人も多いですが、オーストリアでは炭酸水がとても好まれて飲まれます。レストランで、単に「水」と注文すれば、炭酸水が出てくることが多いほどです。プチプチと口の中ではじけてさわやかな気分になるので、暑い夏に屋外で飲むのにお勧めです。

■mild(ミルト)…マイルドと書いているため、炭酸は入っていないのかな、と思いきや、こちらもやはり炭酸水です。Prickelndよりは炭酸が少なめですが、飲み慣れてない人には十分強く感じるので、炭酸水が苦手な人は購入を避けましょう。

■still/ohne(スティル又はオーネ)…炭酸の入っていない、普通のお水です。炭酸水が苦手な人は、瓶にstill又はohneという言葉が入っているものを選んで購入するようにしましょう。

3.肉

 

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オーストリアの人たちは、お肉を好んで食べるため、スーパーマーケットのお肉のコーナーは大変充実しています。お料理に適したお肉の種類や部位を見つけるためには、ドイツ語が少しわかったほうが便利です。今回は代表的なお肉の種類と部位をご紹介しましょう。

[種類]

■Rind(リント)…牛肉です。仔牛の肉はKalbfleisch(カルプフライシュ)と呼ばれます。

■Schwein(シュバイン)…豚肉です。比較的安く手に入ります。

■Huhn(フーン)…鶏肉です。日本とは異なり、鶏の胸肉は高価です。

■Lamm(ラム)…子羊の肉です。ごく普通にスーパーマーケットや市場で手に入ります。

■Faschiertes Fleisch(ファシエルテス フライシュ)…挽肉です。日本の挽肉ほど細かく挽いておらず、少し長めです。

[部位]

■Kotelett(コテレット)…あばら肉です。骨付きのものと骨なしのものがあるので、作りたい料理に合わせたものを購入しましょう。オーストリアではそのまま両面を焼いて食べることが多いです。

■Keule(コイレ)…モモ肉です。オーストリアではオーブンで丸ごと焼いたり、フライドチキンにしたりします。日本のように骨が抜いてあって、細かく切ってあるようなモモ肉は、オーストリアでは特定のお店でしか手に入りません。(MERKURというスーパーマーケットなどで手に入ることがあります。)から揚げなどの料理をしたい場合は、骨付きのものを購入して、自分で骨を抜いてさばくか、市場など対面で購入できる場所で、骨を抜いてさばいてもらえるか交渉する必要があります。

■Filet(フィレ)…ヒレ肉。オーストリアではそのまま両面を焼いたり、パン粉をまぶして揚げたりして調理します。さっぱりとしていて、ヘルシーです。

■Schnitzel(シュニッツェル)…骨なしの薄切り肉。ウィーン風シュニッツェルやピカタなどの料理に使います。薄切りと言っても、日本のしゃぶしゃぶやすき焼きに使うような薄切り肉は、アジアマーケット(日本屋、Nakwonなど)や、特定のお店以外では手に入りません。

■Schopfbraten(ショプフブラーテン)…豚肩ロース。オーストリアでは、そのまま焼いて食べたり、焼いたものをソースの中で煮込んで食べたりします。ウィーン風の薄くてパリパリのシュニッツェルではなく、日本風の厚みのあるトンカツを作りたいときにはピッタリの部位です。

■Bauchfleisch(バオホフライシュ)…豚バラ肉です。オーストリアでは豚バラ肉のかたまりをオーブンでパリパリになるように焼いて食べたりします。角煮などを作りたい時はこのお肉を使うと良いでしょう。

■Hüfte(フュフテ)…牛のモモ肉です。オーストリアでは、ターフェルシュピッツや、ステーキ、ローストビーフなどを調理するのに使われます。

[ソーセージ]

オーストリアには、数えきれないほどの種類のソーセージがあります。今回はその中から少しだけご紹介しますので、いろいろと試してみてくださいね。

■Frankfurter(フランクフルター)…日本で食べるような味のソーセージをオーストリアで食べたい時には、このソーセージの味が一番近いかもしれません。日本やドイツでは、このようなソーセージをウィンナーソーセージ(ウィーン風)と呼ぶのに、ウィーンでは、フランクフルター(フランクフルト風)と呼ぶのですから、なんだかおかしな気がしますね。オーストリアでは、主に軽く茹でて西洋からしを付けて食べます。

■Debreziner(デプレチナー)…パプリカで味付けされて、軽く燻製されているソーセージです。オーストリア、南ドイツ、ハンガリーで特に好まれて食べられています。フランクフルターより、味が濃いです。

■Käsekrainer(ケーゼクライナー)…サイコロ状に刻まれたチーズが10%~20%入っている、オーストリア発祥の豚肉のソーセージです。コクがあって食べごたえがあります。

■Knacker(クナッカー)…豚と牛の挽肉から作られているソーセージです。ベーコンやジャガイモでん粉も含まれており、柔らかくふわふわした口触りです。オーストリアでは、そのまま薄く切ってサラダに入れたり、軽く両面を焼いて食べたりします。

■Berner(ベルナー)…燻製されたベーコンがグルグルと巻いてある、チーズ入りの長いソーセージです。焼いて、パンやフライドポテトと合わせて食べます。日本人にはかなりのボリュームに感じられるでしょう。

■Bratwurst(ブラートブルスト)…焼いて食べるためのソーセージ全般です。バーベキューをしたい時には、これを買えば間違いないでしょう。

日本人が勘違いして購入してしまうことが多い、Streichwurst(シュトライヒブルスト)もご紹介しておきましょう。

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ソーセージだと思って購入して、パッケージを開けてみると、中がペースト状になっていてびっくり、という話をよく聞きます。

このStreichwurstは、柔らかいペースト状のお肉で、パンの上に塗って食べるためのものです。ソーセージではないので注意してくださいね。

まとめ

 

いかがでしたか?たかがお買い物といっても、国が違えば見たことが無いものをたくさん発見できるのではないでしょうか?日本では容易に手に入らないものもあります。是非いろいろなものにチャレンジしてみて、お気に入りの一品を見つけて下さいね。




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