ウィーンでベートーヴェンの足跡を辿ってみよう

クラシック音楽に興味が無い人でも、ベートーヴェンという作曲家の名前は一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。ベートーヴェンはドイツ出身ですが、22歳のときにウィーンに移り住みました。彼はウィーンで生活していた35年間の間に数々の名曲を生み出しています。今日は、ウィーンにあるベートーヴェンゆかりの地をご紹介したいと思います。

 

パスクアラティハウス

 

パスクアラティ(Pasqualati)とは、建物の当時の所有者の名前です。

ここはベートーヴェン1804年から1815年の間に繰り返し居住した住居で、現在はベートーヴェンの楽譜や胸像、デスマスクなどを展示するミュージアムとなっています。

ベートーヴェンはこの住居で、交響曲の4番、5番、7番、8番、オペラ「フィデリオ」、ピアノ曲「エリーゼのために」などの名曲を生み出しています。

入口はこの赤と白の旗が目印です。

建物に入ったら、狭いらせん階段を上っていきましょう。ミュージアムは、建物の4(日本では5階)にあります。

古いピアノや、胸像が目を引きます。窓の外にはウィーン大学を眺めることができます。

引っ越し魔のベートーヴェンは、彼の人生の中で60回以上も引っ越しを繰り返したそうですが、この住居は特に気に入っていたということです。

入場料

大人 5ユーロ

学生(27歳未満)2ユーロ

子ども(19歳未満)無料

月の一番初めの日曜日は入場が無料になります。

 

Pasqualati-Haus

住所: Mölker Bastei 8, 1010 Wien

電話: +43 1 5358905

開館時間: 火曜日から日曜日 10:00~13:00, 14:00~18:00, 1月1日、5月1日、12月25日は休館

アクセス: Schottentorから徒歩5分

 

ベートーヴェン遺書の家

 

ハイリゲンシュタット(Heiligenstadt)という、ウィーンの北部にあるベートーヴェンの住居は、そこで彼が遺書を書いた家としてとても有名です。

19世紀、このハイリゲンシュタットという街は、ワイン造りや温泉で有名な街でした。

当時聴力を失いつつあったベートーヴェンは、この田舎街で保養し、聴力を取り戻そうと試みたのでした。

しかし彼の聴力は戻ることがなく、希望を失ったベートーヴェンは死を決意。1802年にこの住居で遺書を書いたのでした。

ベートーヴェン遺書の家への行き方

ベートーヴェン遺書の家は街の中心から少し離れていますが、公共交通機関を使って訪れることが可能です。

街の中心地からベートーヴェンの遺書までのお勧めの行き方は

・地下鉄4号線の終点Heiligenstadt駅を出て、すぐの場所にあるバス停で38A番Kahlenberg(カーレンベルク)行きのバスに乗り、Fernsprechamt(フェルンシュプレッヒアムト)という駅で下車して徒歩で行く方法

・地下鉄2号線の駅、Schottentor-Universität(ショッテントーア・ウニベルジテート)を出てすぐの市電乗り場で、市電37番のHohe Warte(ホーエ・ヴァルテ)行きに乗り、終点のホーエ・ヴァルテで下車する方法

です。

入口には白と赤の旗がかかっているので、すぐに見つけられると思います。

門をくぐって、小さな中庭を通り抜けた先がミュージアムです。

 

ベートーヴェン遺書の家は、2017年の11月までリニューアルのためクローズしていますが、11月から再び開館します。

料金

大人 7ユーロ

学生(27歳未満) 5ユーロ

子ども(18歳未満)2ユーロ

月の一番初めの日曜日は入場が無料になります。

新しくなったベートーヴェン遺書の家、是非訪れてみてください。

 

Beethoven Wohnung Heiligenstadt

住所: Probusgasse 6, 1190 Wien

電話: +43 1 370 54 08

開館時間: 火曜日から日曜日 10:00~13:00, 14:00~18:00, 1月1日、5月1日、12月25日は休館(2017年11月まで閉館中)

アクセス: Fernsprechamtから徒歩5分

 

ベートーヴェンの散歩道

 

ベートーヴェン遺書の家からほど遠くない場所に、Beethovengang(ベートーヴェンガング)と呼ばれる、ベートーヴェンの散歩道があります。

ここはベートーヴェンがハイリゲンシュタットに滞在していたときに、よく散歩に訪れていた場所でした。

散歩道の脇にはSchreiberbach(シュライバーバッハ)という小川がさらさらと流れています。

ベートーヴェンの交響曲6番「田園」の2楽章には「小川のほとり情景」という小タイトルがつけられていますが、ベートーヴェンはこの曲の構想をこの散歩道を歩きながら練ったと言われています。

バイオリンが流れる小川の音を再現し、木管楽器がさえずる鳥の声を表現しているこの田園交響曲の2楽章を聴きながら散歩してみると、ベートーヴェンの存在をぐっと身近に感じることができるかもしれません。

ベートーヴェンの散歩道への行き方

ベートーヴェンの散歩道への行き方は、以下の二つがお勧めです。

・ウィーン国立歌劇場の前の市電の駅から市電DのNußdorf(ヌスドルフ)行きに乗り、そこから徒歩でBeethovengang(ベートーヴェンガング)の入口まで行く。

・ベートーヴェン遺書の家から歩いて行く・・・ベートーヴェン遺書の家を出たら、そのまま右へ。Mayer(マイヤー)というホイリゲ(ウィーン風居酒屋)に突き当たったら左へ。遠くに広がる葡萄畑を見渡しながらEroicagasse(エロイカガッセ)をまっすぐ進んで行く。

 

中央墓地

 

ウィーンの中心地から少しだけ離れた場所に、中央墓地(Zentralfriedhof(ツェントラルフリードホーフ)と呼ばれる墓地があります。

広さが2,5キロ平方メートルあり、約300万人が埋葬されているというとても大きなこの中央墓地の一角に、ベートーヴェンは眠っています。

市電のZentralfriedhof zweite Tor(ツェントラルフリードホーフ・ツヴァイテ・トーア)という駅を下車すると、目の前が中央墓地の入口です。

ベートーヴェンが眠っているのは、「名誉区」と呼ばれるウィーンの名誉市民たちが埋葬されている場所です。

中央墓地の門をくぐると、遠くに丸いドームを持つ教会が遠くに見えます。

この教会に向かう並木道をまっすぐ200メートルほど進むと、やがて左側に32Aという区画が現れます。ここがウィーンで活躍した有名な音楽家たちが埋葬されている場所です。

場所が不安な方は、入口を入ってすぐの場所にある地図で、場所を確認してから行くようにしましょう。

ベートーヴェンはドイツのボンで生まれた作曲家ですが、生涯を閉じたのはこのウィーンの街でした。今でもベートーヴェンのお墓は多くの音楽ファンたちに訪れられ、花が絶えることがありません。

 

Zentralfriedhof

住所:        Simmeringer Hauptstraße 234, 1110 Wien

電話:         +43 1 5346928405

開園時間: 1、2、11、12月  8:00~17:00 、3月、10月 7:00~18:00、4月~9月 7:00~19:00

5月~8月の木曜日は20:00まで

アクセス: Zentralfriedhof 2.Torより徒歩30秒




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